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いろいろな役割をになっている自分

Oldiefan / Pixabay

前回のメルマガで自分から遠い人よりも、自分に近い人にフォーカスする

方がいいという事を書きました。

 

自分から遠い人の事が、心の中心になって、その人に対する怨みや

憎しみ、不満が心の大半を占めてしまうことで、自分に近い人に対する

態度が疎かになってしまう事があります。

 

職場での人間関係が上手くいかない事での不満やイライラを家に持ち帰って

しまって、家族に対して、八つ当たりしたり、そこまでいかなくても、

家族の話を上の空で聞いてしまいます。

 

そうすると、もっとも自分の力になってくれるはずの人が心が離れて

いってしまいます。

 

それによって、よりイライラが募ったり、上手く行かない不満が更に職場での

仕事にも影響を及ぼして、悪循環を繰り返してしまいます。

 

よく考えて見ると、私という人間は一人ですが、その状況に応じて、いろいろな

立場の違いがあります。

 

職場で、上司に対して、私は部下の立場ですが、

部下から見ると、私は、上司の立場になります。

家に帰ると、妻から見れば、私は、夫ですし、

子供から見れば、お父さんという立場になります。

実家に帰れば、子供の立場ですし、

親戚の人に合えば、甥や叔父になります。

 

上司に対して、部下として信頼を失ったり、嫌われたりする事も

あるでしょうが、それは、自分の人生の一部であって、人生のすべて

ではありません。

 

たとえ、あまり有能ではない部下であったとしても、

子供から見れば、大好きなお父さんでもあります。

奥さんからすれば、最愛の夫という事になります。

 

仕事で失敗して解雇されたとしても、それで人生が終わったわけでは

なくて、それは、会社員という立場は終わったかもしれませんが、

夫であり、父親であるという立場は変わりません。

 

自分を慕ってくれる人、頼りにしてくれる人、大好きでいてくれる

人があります。

 

そう思えば、何かの立場で失敗をしたり、立場を失ったといっても

それは一部分であり、それによって他の大事な立場を放棄する理由には

なりませんし、他の立場にフォーカスするいい機会かもしれません。

 

こんなエピソードがあります。

 

 事業に失敗し、ぼうぜんと帰宅した男が、妻にこういった。

「もうダメだよ、オレは。あきらめてくれ。家中の財産は灰まで執行吏に差し押さえられることになったんだ」

どんなに嘆き悲しむかと思いきや、意外に妻は、微笑してこうたずねた。

「それは大変ね。しかし執行吏は、あなたの身体も差し押さえるのですか」

「いや、そんなことはない」

「じゃ、私の身体が差し押さえにあうの」

「いやいや、おまえは関係ないよ」

「坊やは?」

「子供なんか、問題でない」

「それじゃあなた、なんですか。家中のものをなくすというわけじゃないじゃないの。健康な私たちと、夢を秘めた子供たち||一番大切な財産が残るじゃありませんか。

私たちは少しだけ遠回りしただけでしょう。お金や財産なんか、これからの心がけ次第で、いくらでもできるじゃありませんか」

妻のたのもしい励ましに、しょげていた主人の顔は、パッと一度に明るくなって、みごと、苦境を克服したという。

 

(一万年堂出版 光に向かって100の花束)

 

これは、女性の強さについて書かれた内容で、こんな奥さんと結婚できた

人は、とても幸せな人だと思わずにおれませんが、

このエピソードを通して、フォーカスするところ変えると、何かの失敗、

上手く行かない事が、自分の立場、自分の人生を見つめ直すいい機会に

なる事を教えてくれていると思います。

 

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