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怒りの正体は?

martakoton / Pixabay

 

前回、怒りは、

自分が正しい、それなのに相手が間違った事をしている。

自分は善い事をしている、それなのに相手が悪い事をしている。

そう思う時に、起きる心であると書きました。

 

でも、本当に、自分が正しくて、自分が善い行いをしているから

腹を立てているのでしょうか。

 

もし、それが本当ならば、相手が正しい事、善い事をしている時には、

腹が立たない事になります。

 

ちょっとこんな場面を思い浮かべて下さい。

都会の町中で車を運転している時に、急にお腹が痛くなって、どこかにトイレが

ないか、急いで探していると、コンビニを発見しました。

 

都会のコンビニの為に、駐車場は、ありません。

目の前の道路は駐車禁止ですが、ちょっとの間と思って、車を停めて

コンビニに駆け込みます。

 

なんとか事なきをえて、すっきりしてコンビニを出たところ、緑色の服を着て、

脇に機会を抱えたおじさんが、車にステッカーを貼って、写真を撮っています。

駐車違反の取り締まりを委託されている業者の人ですね。

 

そんな時、どんな気持ちになるでしょうか。

「すいません。駐車違反ですよね。罰金はいくらでしょう。分かりました。

できるだけ早く、支払いに行きますね」

と、すんなり受け止められるでしょうか。

 

「ちょっと待って下さいよ!ほんのわずかな時間なんです。

お腹が痛くなってトイレに行っていただけなんです。

あっちの、車の方がずっと長く停めているじゃないですか!

ちょっとひどくないですか!!」

と怒りの心が沸いてはこないでしょうか。

 

では、この緑のおじさんは、間違った悪い事をしているのでしょうか。

いいえ、彼は、委託された仕事を真面目にしているだけです。

反対に、もし、駐車違反を見過ごせば、彼は職務怠慢という悪い事を

している事になります。

さらに、もし、

「ちょっと、これで見逃して下さいよ」

と、3000円を彼のポケットに入れたところが、

「仕方ありませんね。今回だけですよ」

と許してくれたらどうでしょう。

これは、収賄という悪い行いになるのですが、それにはちっとも腹は

立ちません。

それどころか、

「なんていい人なんだろう!」

と感動してしまうのかもしれません。

 

そう考えて見ると、悪い事、間違った事に腹を立てているのではないようです。

では、怒りはどんな時に起きてくるのか。

次回、掘り下げて考えてみたいと思います。

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