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脳のマンネリ化

「のうだま」という本があります。

これは、やる気はどこから出てくるのかというテーマで書かれた本ですが、

読んでいて非常に興味深く勉強になりました。

 

これは、私たちがやる気が起きている時には、能の中の「淡蒼球(たんそうきゅう)」

が動いていると書いてあります。それが脳の球ということなんですね。

 

その球をいかに動かすかということが、テーマなのですが、

その本の初めに、脳の馴化(じゅんか)について書いてあります。

 

これは、いわゆるマンネリ化のことで、生きていく為には、必要な脳の働きで

あるといわれています。

 

子供は、見るもの、聞くもの、すべてが新鮮で感動します。

ところが、それがずっと続いていたら、家から学校に行くまでに、花や木や虫に

いちいち感動してちっとも先に進めません。

 

そこで、脳は、マンネリ化して、飽きてきます。

これは、よい面と悪い面があります。

 

悪い面は、

楽しくて始める

楽しい事がマンネリ化

あきる、つまらない

やめる

という流れで、これが、三日坊主と言われる反応ですね。

それに対して、よい面は、

めんどくさくてもしなくてはいけない

めんどくさいがマンネリ化

慣れる

習慣化

という流れです。

やならくてはいけないことは、はじめは面倒くさいと思っています。

しかし、脳は面倒くさいと思う事にも馴化して慣れてきます。

 

そうすると面倒くさい思う事が面倒くさくなり、

やがて面倒くさいと思わなくなります。

 

たとえば、子供のころは、歯磨きをする時に、「面倒くさい」と思う人は

多いと思います。

だから、イチゴ味とか、メロン味という歯磨き粉もあるくらいです。

ところが、ずっとそれを続けていくと、いちいち面倒くさいと思っているのが

面倒くさくなるので、何の苦も無く、自然に身体が動くようになります。

反対に、歯磨きをしないと、何か物足りない、何か気持ち悪いと感じる

ようになります。

 

これが習慣になったということです。

ということは、大事なことは、めんどくさいと思っても、

面倒くさいと思うことを脳が諦めてしまうくらい続けるという

ことですね。

 

仏教の言葉でいえば、同じ行いを継続することで、それが業力となり

その力で私たちは引っ張られるということです。

 

これまでの悪習慣の力を断ち切って、善い習慣を身につけることは、

簡単ではありませんが、身につけば、それが力となって、

私たちを引っ張ってくれるということですから、

小さなことから、面倒くさいと感じなくなるまで、継続してゆきたいと

思います。

 

まさに「継続は力なり」ですね。

 

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