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入国禁止の大統領令

(写真 http://www.asahi.com/topics/word/大統領令.html)

トランプ大統領の中東・アフリカ7カ国からの入国を禁止する大統領令について

アメリカ国民の賛成が49%で、反対の41%を上回ったとのニュースがありました。

入国禁止49%賛成 反対41%を上回る 米世論調査

トランプ米大統領が出した中東・アフリカ7カ国から入国を禁止する大統領令の是非に関し、ロイター通信が全米50州で実施した世論調査で49%の人が賛成し、反対の41%を上回っていることが分かった。

トランプ大統領は選挙中から「イスラム教徒の一時入国禁止」を掲げ、物議を醸す一方、熱狂的な支持も広げてきた。世論調査でも国内の分断が顕著になっている。

同通信によると、49%が「強く」または「やや」賛成とする一方、同様に41%が反対とした。「分からない」が10%だった。

http://www.asahi.com/articles/ASK212WB4K21UHBI00J.html

この大統領令については、アメリカ以外の国からは大変な批判を受けて

いますが、アメリカ国内でいえば、多くの支持を得ているようです。

 

それは、9.11のテロの攻撃にさらされた国民でなければ、分からない

気持ちなのでしょうが、イスラム教徒のせいでこんな危険にさらされている

と思っている人が多いのでしょう。

 

もちろんテロは、絶対に許されないことですし、現在は、一部の宗教を

信じる人が、そのような事件を起こしていることが多い事も事実ですが、

では、その原因はどこにあるのかを見つめてゆくと、一つの事実でも、

見え方が違ってくるように思います。

 

最近、ある人から「侵略の世界史」という本について話を聞きました。

いろいろな見方がありますので、一つの意見ではありますが、

過去において、いろいろな経緯があり、怨み憎しみの感情が現在の

結果を引き起こしていると感じます。

 

憎しみからは、憎しみが生まれ、復讐の連鎖が始まるように思います。

憎しみはどこから出てくるのでしょうか。

 

因縁果の道理について続けて書いていますが、

苦しい結果が来た時に、自分の原因を見ずに、縁の事ばかりを考えて

本当は縁であって原因ではない事を、原因にしてしまっている

他因自果から憎しみが生まれてきます。

 

たとえ、法律や権力によって、縁を排除したり、無理矢理変えてしまう

ことはできるかもしれませんが、因が変わらないかぎり、

また別の縁が来た時に、同じような結果を受けなければなりません。

 

その苦しみの輪廻をどうすれば断ち切れるのかを教えられたのが

お釈迦様の教えです。

こんなエピソードを思い出しました。


決して犯人を恨んではならない。私が非業の死を遂げるのは、因果応報なのだ
法然上人の父

父親の遺言が、子供の一生を誤らせなかった……。
漆間時国は、美作国(岡山県)久米の押領使であった。兵を率いて領内の治安を守る役人である。
しかし、保延七年(一一四一)の春、かねてから不和であった、この地の支配者の夜討ちに遭い、あえない最期を遂げた。武士たるもの、戦場で果てるならばいざ知らず、寝込みを襲われたのでは、痛恨の極みであろう。
時国の子・勢至丸は、この時、数え九歳であった。幸いにも、物陰に隠れて難を逃れた。賊が去ってから、瀕死の父の元へ駆け寄り、
「必ず、勢至丸が、父上の恨みを晴らしてみせます」
と敵討ちを誓うのであった。
しかし、父は、苦しい息の中から、こう諭した。
「決して犯人を恨んではならない。私が非業の死を遂げるのは、前世からの種まきの結果であり、因果応報なのだ。もし、そなたが敵討ちをすれば、相手の子供が、またそなたを敵と狙うだろう。敵討ちが幾世代にも続いていく。愚かなことだ。父のことを思ってくれるなら、出家して、私の菩提を弔い、自ら仏法を求めてくれ」
この父の遺言に従って、勢至丸は、仏法を求めるようになった。後の、法然上人である。
やられたらやり返すのが、世の中の常。だが親は、そんな悲惨な道へ、子供を進ませることはできない。

(一万年堂出版 親のこころ)

やられたらやり返す、そんな思想を子供に植え付けてはならないと

思いました。

 

自分に現れる結果の全ては自分の行いにあるという因果の道理を

親がよく知る事が大事であると思います。

 

トランプ大統領も、仏教の教えを知ってもらいたいと思わずにおれない

ニュースでした。

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