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銃社会と因縁果の道理

Ibropalic / Pixabay

 

コロンビアで一橋大学生が殺害された事件で、容疑者が逮捕されたという

ニュースが流れました。

去年11月、南米コロンビアを旅行中だった日本人の大学生が銃で撃たれて死亡した事件で、現地の警察は3日、19歳の男を殺人の疑いで逮捕したことを明らかにしました。捜査当局の調べに対して、男は容疑を否認しているということです。
去年11月、コロンビア中部の都市、メデジンを旅行で訪れていた千葉県船橋市の大学4年生、井崎亮さん(22)が、路上で2人組の男に携帯電話などを奪われ銃で撃たれて死亡し、コロンビアの警察は現場近くの防犯カメラの映像などを調べ、事件への関与が疑われる2人組の男を特定して、行方を捜査していました。

コロンビアの警察は、3日、記者会見を開き、メデジン郊外に住むダニエル・ディアス容疑者(19)を殺人の疑いで逮捕したことを明らかにしました。警察によりますと、市民からの情報提供をもとに男が住んでいた住宅を捜索し、拳銃や銃弾などを押収して調べた結果、井崎さんが襲われた際、発射された銃弾が押収した拳銃から発射されたものだと断定されたということです。捜査当局の調べに対して、ディアス容疑者は容疑を否認しているということです。捜査当局は、今後、詳しく事情を聞くとともに、殺害に関与したことが疑われる別の男の行方を捜査しています。(NHK News web http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170204/k10010864801000.html)

アメリカはブラジルでは、法律で登録をすれば、銃の所持が合法ですが、

他の国でも違法に銃が氾濫している国は沢山あります。

 

特に南米は治安がわるいところが多く、私がブラジルに行っていた時も、

強盗に注意するようによく言われていました。

 

日本に住んでいるとあまり分かりませんが、

海外に出ると、日本とはなんと治安のいい国であるかが

分かります。

 

日本での殺人事件の被害にあった人数を調べると、年間1200人でした。

一日3人から4人ということで、決して少ないとは言えない数ですが、

ブラジルは、年間5万人です。

人口は、1億7千万なので、日本よりも多いですが、

格段の多さに驚かされます。

 

多いのが強盗犯によるピストルでの射殺です。

私がブラジルに行った時も、もし強盗にあって、ピストルを突きつけ

られて、金を出せと言われたら、決してポケットに手を入れては

いけないと言われました。

 

その瞬間、ピストルを出すと思われて撃ち殺されてしまうから

だそうです。

 

幸い、私がブラジルにいた時に、そのような事件に巻き込まれる

事はありませんでしたが、話を聞くと、多くの人が強盗の被害に

遇っています。

 

恐ろしいのはやはり銃の所持が認められていることで、

ナイフなどももちろん恐ろしいですが、銃は、離れていても、

人を殺傷する事ができるものであり、引き金を引くという

簡単な動作で人の命を奪ってしまう恐ろしいものと思います。

 

親鸞聖人は

さるべき業縁の催せば如何なる振る舞いもすべし(歎異抄)

と言われています。

 

縁が来たら、どんな事でもやってしまう自分であると言われています。

 

殺人なんてするわけがないと思いますが、

でも、腹が立って、人を突き飛ばしたり、手を上げたという

経験のある人は少なくないと思います。

 

それが殺人事件になることはまずないでしょうが、

もし、その時に銃をポケットに入れていたらどうでしょう。

かっとなって引き金を引いてしまったら、

それで、殺人事件になってしまうでしょう。

 

他人に対して、怒ったり、憎んだりする気持ちは、みんな持っていても

武器という縁があるかないかで、殺人事件になるか、ただのトラブルに

なるかの大きな違いになるように思います。

 

銃という縁がない(とはいえませんが、比較的ない)日本に住んで

いるということは、とても幸せなことなのだと思います。

 

できるだけ悪い縁に近づかないように心がけたいと思います。

 

ちなみに、ブラジルの人口に対する殺人の率と、

日本の人口に対する自殺率は、ほとんど違いがありません。

ブラジルで殺されているのと同じくらいの人が、

自ら命を絶っているという事実は、また大きな衝撃です。

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