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貿易赤字と因縁果の道理

Noel_Bauza / Pixabay

因縁果の道理について続けて書いていました。

お釈迦様、

善因善果
悪因悪果
自因自果

と教えられて、自分に返ってくる結果の全ては、自分に原因があると教え

られています。

ところが、なかなか自分に原因があるとは思えず、自分を苦しめているのは、

周囲の環境であると思ってしまいます。

 

そのような実例には、事欠きませんが、

今日、日本のアメリカに対する貿易赤字がドイツを抜いて、中国に次ぐ2位になった

というニュースがありました。

【ワシントン時事】米商務省が7日発表した2016年の貿易統計によると、日本に対するモノの取引の赤字(通関ベース)は前年から横ばいの689億ドル(約7兆7000億円)だった。日本は赤字相手国としてドイツを抜き、中国に次ぐ2位となった。トランプ米大統領は貿易赤字の削減を優先課題に挙げており、10日の安倍晋三首相との首脳会談でも「不公平な貿易」の是正を迫るとみられる。 (Yahoo ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170207-00000166-jij-n_ame&pos=3)

貿易赤字は、輸出している輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支がマイナスで

あることですが、日本も東日本大震災からは、貿易赤字が続いていて、

昨年6年ぶりに黒字に転じました。

 

電気製品を輸入している中国には、4兆円の貿易赤字で、

石油を輸入している中東には、3兆円の貿易赤字ですが、

アメリカに対しては、7兆円の貿易黒字で、アメリカの黒字で

他の赤字を賄っているという状態です。

 

これをトランプ大統領が問題にして、貿易赤字国を批判している

わけですが、アメリカが貿易赤字なのは、日本から物を買うけど

アメリカのものを日本が買ってくれないという状態にあるからです。

 

たとえば、アメリカには、日本の自動車が沢山走っているけれど、

日本にはアメリカの車はほとんど走っていないではないかということです。

 

私が住んでいるロサンゼルスを見ると、トヨタ、ホンダ、日産と沢山の

日本車が走っていて、ざっと見た感じは、7割くらいは日本車ではないか

と感じています。

 

もちろん西海岸と中部では状況が違うので、こんなに日本車が走っている

のは、ロサンゼルスだからという事もあるでしょうが、それでも、

日本車の多い事に驚きました。

 

それに対して、日本でアメリカの車、クライスラー、ゼネラル・モータース、フォード

の車を見る事はほとんどありません。

 

トランプ大統領は、不公平だと意義を称えていますが、日本がアメリカから輸出する場合は、

関税は0%ですが、日本がアメリに輸出する場合は、

普通車は、2.5%、RV車などの小型トラックは、25%という関税をかけられます。

ちょっと考えるとそちらの方が不公平と思いますが、農産物や畜産物の関税との兼ね合いで、

そうなっているようです。

関税は0%でも、検査の基準が厳しいのでもっと引き下げるようにと要求しているようです。

 

もちろん、いろいろな規制などもあり、それが足かせとなって、車が売れない

ということもあるでしょうが、もっと大きな理由は、燃費や、車体の大きさ、

アクセサリーなどの社内の快適さなどに原因があるように思います。

 

もちろん検査基準や規定の厳しさはあり、それを緩和する事は、アメリカに

とっては重要な事でしょうが、それが変われば、売上がぐんぐん伸びるという

ことは、あまり考えられません。

 

環境を変える努力も必要ですが、正しい原因を見つめる心が大事であり、

これは、ニュースだけではく、私たちの日常生活でも、環境ばかりに目を向けず

自分に原因がないかを見つめる事が大事であると思います。

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