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DV夫を恨む奥さんと因縁果の道理

因果の道理について続けて書いています。

因果の道理は、正確にいうと因縁果の道理です。

因と縁が結びついて結果が現れるということです。

因だけでも結果は現れませんし、

縁だけでも結果は現れません。
因は結果を引き起こす直接的な原因であり、

縁は、原因が結果を生み出すのを助ける間接的な原因ということです。

縁も間接的な原因ですから、ちょっと考えると縁が原因のように

思ってしまうこともよくあります。
たとえば、夫のDV(ドメスティックバイオレンス・家庭内暴力)に

苦しんでいる奥さんがいるとします。

奥さんは、家事もしっかりとして、子育ても手を抜かず、

近所づきあいもちゃんとできる人です。
それなのに、主人が仕事をせず、ギャンブルに走り、酒を飲んで暴力を振るい、

奥さんは毎日大変な苦しみを味わっているという場合、
奥さん自身も自分の苦しみの原因は主人にあると思いますし、

周りの人も、奥さんは悪くない、悪いのは主人だと思います。

このような場合は、自因自果ではなく、他因自果であると思います。
しかし、お釈迦様は、このような場合でも、他因自果ということはなく、

自因自果であると教えられています。
誤解がないように付け加えますと、

裁判になれば、奥さんの責任はなく、夫の責任でこのような苦しみが

生み出されている、よって、夫は奥さんに慰謝料を支払うべきであると

いう判決が下るでしょう。
自因自果、他因自果というのは、どっちが悪いかということではなくて、

この結果を生み出した直接的原因は何かという事です。
この夫と奥さんの例でいうと、どっちが悪い行いをしているのかという

話になれば、それは当然夫であり、奥さんの行いは悪くないということ

になります。
しかし、悪い行いをしていないはずの奥さんに悪い運命がやってきている

その原因はどこにあるのかと突き詰めて考えていくと、実は奥さん自身に

原因があったという結論にたどり着きます。

それが自因自果ということであって、奥さんには、全く原因がなかった

という他因自果ということは絶対にないということです。
どうして、真面目に働いて、子供の面倒もみて、家事もしっかりしている

のに、悪い結果を受けなければならないのかと疑問に思う人もあるでしょう。

それは善因悪果という事になるのではないかと思います。
しかし、大事なのは、奥さんが真面目に働いたり、子供の面倒をみている

という行いが、今の苦しみという結果を生み出しているのではないという

ことをよく理解しなければなりません。
では、奥さんの今の苦しみを生み出す原因はどこにあるのでしょうか。

次回から詳しく書いてゆきたいと思います。

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