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原因は選択にある。

OpenClipart-Vectors / Pixabay

 

前回のブログで、DV夫を恨む奥さんについて書きました。

奥さんは、まじめに働いて、家事もしっかりとして、節約をし

子育てにも頑張っているのに、夫が暴力を振るったり、浪費癖が

あるために大変な苦しみを受けているというケースです。

 

このような場合は、奥さん自身も自分は悪くない、悪いのは夫だと

思いますし、周りの人も奥さんは悪くない悪いのは夫だというでしょう。

では、このような場合は、他因自果で、奥さんが苦しんでいる原因が

夫にあるのかというと、そうではなく、やはり自因自果であって、

原因は奥さんにあると仏教では教えられます。

 

では、原因は何かというと、それは、この様な男性と結婚したという

奥さんの選択です。

家事をするのが悪い事でもないし、一生懸命働く事で苦しんでいるの

ではありません。

 

問題は、このような男性と結婚するという選択をした事が原因となり

今の苦しみが生み出されているということです。

 

そんなのはひどい!選択に問題があったかもしれないけれども、

やはり悪いのは夫だという人も多くあると思います。

 

もちろん夫は悪い行いをしています。

しかし、その悪い行いは夫がやがて悪い結果を受けねばならない

ということであって、奥さんが苦しんでいる直接的な原因ではない

ということです。

 

極端な例ですが、こんなケースはどうでしょうか。

非常に危険な紛争地域に反対を押し切ってボランティアに行った

学生が武装集団に拉致され、命を奪われてしまうという悲劇が

起きてしまったとします。

 

この学生が殺されてしまったという結果の原因はどこにあるので

しょうか。

もちろん、殺害をした武装集団が悪いことは当然です。

しかし、このような結果の原因はと考えると、この時期に、

そのような地域に行ったという学生の行動、選択にあると多くの

人が思うのではないでしょうか。

 

学生が難民を救済したり、子供に食料を分け与えている事は、

素晴らしいことで、決して悪い事ではありません。

しかし、それを紛争地位でするという選択がこのような悲劇を

生み出した原因ではないでしょうか。

 

(もちろん、学生がそのような結果になる事も考慮に入れた上で、

それでも今、この地域には救援が必要だからと、行く事を選択

している場合もあるでしょうが、その場合は、この学生は、

他因自果とは、思わず、自分の選択の結果と理解して人生を終える

でしょう)

 

このようなケースでは、そんな場所に行った本人に原因があると

多くの人は思います。そして、そのような時期にそのような場所に

行った本人の選択を批判する人もあるでしょう。

 

あまりにも世間知らずだとか、状況把握が出来ていないとか、

武装勢力の恐ろしさが分かっていないとか、

無知や無謀がとがめられる場面がよくあります。

 

しかし、結婚も同じ構図にあるのではないでしょうか。

家事をしたり、節約をする事が悪いのでは無くて、誰と結婚して

それをするのかという選択が重要であるということです。

 

見る人から見れば、この人は、やめておいた方がいいという

人と結婚する事を選択して苦しんでいる人を見ると、

やはり本人の選択に原因があったと思うでしょう。

 

紛争地帯で殺害されたケースでも

夫によって苦しんでいる妻のケースでも

本人の選択が原因となっているということを知る事が、

因縁果の道理を知る上での貴重な第一歩です。

 

では、夫が結婚する前は、優しくて、とてもそんな人とは

分からなかったという場合はどうでしょう。

それは夫が奥さんをだましていたという事であり、

奥さんは悪くないと思われるかもしれません。

 

この問題については、また次回書きたいと思います。

 

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