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どうして人を好きになるのか

esudroff / Pixabay

恋愛感情を持つのは、現在分かっている事でいえば、

人間だけだと言われている事を前回の記事で書きました。

 

では、どうして人間だけが恋愛感情を持つようになったのでしょうか。

それについて、NHKの特集で、「女と男」という番組をしていました。

男女はなぜ惹かれあうのか。脳科学はいま、恋のメカニズムを解明しつつある。その中心はドーパミンという脳内物質。快楽を司るドーパミンの大量分泌が恋する二人の絆となっているのだ。ところが脳科学は同時に、皮肉な状況も浮かび上がらせている。高い代謝を要求するドーパミンの大量分泌は身体への負担が大きく、長く続かない。そのため、“恋愛の賞味期間”はせいぜい3年ほどだというのだ。
そこで、男女関係はどうすれば長続きするのかという科学的な探求がさまざま進められている。アメリカでは30年に及ぶ家族の長期研究を通して、長続きしない男女関係では、男女差が大きな障害になっている事実が浮かび上がってきた。たとえば、女は、相手の顔の表情から感情を簡単に読み解くが、男は必死に脳を働かせてもハズす。女が悩みを相談するとき、話を聞いてもらいたいだけなのに、男は解決策を示そうとしてしまう。
こうした男女の違いは、長い狩猟採集時代の遺物ではあるが、無意識のなかに深く根ざしており、日常生活のなかで深刻な影響を与えやすいという。違いをちゃんと意識して、相手の気持ちを理解する努力が欠かせないのだ。
番組では、ワシントン州立大学の離婚防止のカウンセリングプログラムに密着し、「子育てを成し遂げる関係から、お互いの人生に影響を与え合う関係へ」と変わるなかの男女関係を描く。

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20090111

その番組によれば、この紹介文にもあるように、長い狩猟採集時代の遺物であるという

分析でした。

 

人類はアフリカの大地で生まれたと言われています。

そして、人間が他の動物と大きく違った点は、直立二足歩行ができたという

事です。

 

それによって、両手を自由に使えるようになり、脳も大きく発達したと

言われています。

 

しかし、その為に非常に困難になってしまった事があります。

それが出産です。

二足歩行によって、骨盤が大きくなり、それに反比例して産道が狭く

なってしまいました。

 

その為に、子供が成熟するまで胎内に留めておく事ができず、

未熟児のままで出産せざるを得なくなりました。

 

馬や牛の子供は生まれた直後に歩き始めます。

しかし、人間は、生まれた直後は、動く事もできません。

動けるようになるまで、母親が付きっきりになって世話を

しなければなりません。

 

その間、父親が食べ物を運んでこなければなりません。

その為に恋愛感情が生まれたと言われています。

 

父親が恋愛感情を持っているからこそ、食べ物を運んできて、

子供が成長することができます。

人間が生き抜く上で必要不可欠だったのが恋愛感情という事ですね。

 

ところが、その恋愛感情もやがて冷めてしまいます。

大体恋は3年で冷めるといいますが、

それは、子供が成長して一人で歩き始めるまでの期間で、

子供が歩き始めるようになると、父親の助けが無くても生きて

ゆけるようになります。

 

そうすると、パートナーは解消されて、遺伝子の多様性を求めて、

別のカップルを作るようになります。

伝染病や気候の変動が起きた時に、同じタイプの遺伝子だけだと

死滅してしまうからできるだけ、多くのタイプの遺伝子を残そうと

するのも生存の本能です。

 

これが、恋愛が冷めるということで、好きな気持ちが続かないのは、

決して個人的な性格の問題では無く、DNAに組み込まれた生存の為の

本能であるという研究結果があります。

 

もちろん、それが本当の原因かどうかは、わかりません。

けれども、どうして恋愛感情が冷めてしまうのか、その結果の原因が

少しは分かることで、たとえ恋愛感情が冷めたとしても、

いい関係を継続するためには、どうすればいいのかを考えることが

できるのではないでしょうか。

 

原因と結果の道理を見つめて行く事で、いろいろな事に対する説明が

できるようになります。

そうすれば、今まで見ていたものがずっと違った見え方をするように

なるかもしれませんね。

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