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今日褒めて明日悪く言う人の口

Alexas_Fotos / Pixabay

 

前回から自分の姿を映す他人鏡について書いています。

自分の姿を知る時は、鏡が必要ですが、その鏡に3つあります。

他人鏡 自分鏡 法鏡

の3つですが、それぞれどんな鏡で、正しく私たちの姿を映して

くれるのか、見てゆきましょう。

 

他人鏡は、他人の目に映る自分の姿を見て、自分を知ろうとする

ことを言います。

人から自分は、善人(いい人)と思われているか、悪人(悪い人)と

思われているか、ということです。

 

この鏡にどのように映っているかを、とても気にしています。

しかし、この鏡は、自分の姿を正しく映してくれるものではありません。

なぜなら、他人鏡に映る姿は、コロコロ変わるからです。

 

つまり、善人と映っていたのが、突然、悪人に変わってしまったり、

悪人だったのが、急に、善人になってしまったり、

また、ある人には、善人と見えている人が、別の人には、悪人と見えて

いることもあるからです。

 

禅僧、一休は、

今日褒めて 明日悪くいう 人の口

泣くも笑うも ウソの世の中

と歌っています。

 

今日褒めたかと思うと、明日になると悪口を言う

反対に、悪口を言っているかと思うと次の日には褒めちぎっている

そのようにコロコロ変わるのが、私たちの評価です。

 

例えば、なれない街中を車で走っている時に、

間違って一方通行の路地を逆走してしまいました。

その時に、そこにちょうど警官が居合わせて、

違反切符を切られてしまったとします。

そんな時、その警官に対する評価はと言うと、

「知らない道だし、そんな迷惑もかけていないのに、これくらい

見逃してくださいよ。こんなことに時間を使っている暇があるなら

もっと凶悪犯罪を取り締まってくださいよ」

と、とてもいい人に見ることはできません。

 

ところが次の日、繁華街を歩いていると、怖いお兄さんに肩がぶつかって

絡まれて、これは大変な目にあった、どうしようと思っている時に、

昨日の警官が通りかかって、「そこ!何やってるんだ!」と

怖い人を追い払ってくれてら、その警官に対する評価はどうなるでしょう。

「なんていい人だろう。素晴らしい警官だ」

と評価がガラリと変わるのではないでしょうか。

 

では、昨日と今日でその警官は何か変わったのかと言うと、

何も変わってはいません。

変わったのは、私の都合です。

 

昨日は、私にとって都合が悪かったから悪人

今日は、都合のいい人になったから善人と

評価が変わっていると言うことです。

 

コロコロ変わる鏡は真実を映しているとは言えません。

また、都合で判断するために一人の人に、善人、悪人と言う

全く正反対の評価が同時に下ることもあります。

 

それについて、また次回に書きたいと思います。

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