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二枚舌が関係を壊してしまう。

私たちが、口で造る悪について続けて書いています。

 

次に両舌(りょうぜつ)についてですが、

これは二枚舌とも言われて、2人の人に全く違うことを言って、

二人の関係を悪くすることを言います。

 

例えば、

AくんとBさんが仲良くしていることが面白くないCさんが、

Aくんのところに行って、

「ねえねえ、Bさんてね、この前、Aくんのことを、

こんな風に言っていたよ」

と言います。

 

そして、今度は、Bさんのところに行き、

「BさんBさん、Aくんが、Bさんのことをこんな風に

言ってたの聞いちゃった」

と言います。

 

AくんもBさんも、まさかそんなことはないだろうと、すぐには

Cさんのいうことを信じませんが、どこか心にわだかまりが、

できてしまいます。

 

そして次に会った時に、お互いに何か会話が、ぎこちなくなり、

そこから、疑心暗鬼を生ずで、もしかして、Cさんの言ったことは

本当だったのかもしれないと、疑いが大きくなってゆきます。

そうして、2人の中が悪くなったのをみて、喜んでいるのが、

この両舌という悪業です。

 

なんていやらしい、そんな卑怯なこと私しません。

という人が多いでしょう。

 

確かに、こんなにあからさまな両舌を使う人は、あまりいない

のかもしれませんが、よくよく振り返ってみると、

二枚舌を使っている場面は、結構あるのでのではないでしょうか。

 

上司に対しては、

「部長の言われる通りにやろうと部下にも話をしているのですが

なかなか部下が動かなくて」

と従順な部下を演じながら、部下に対しては、

「上司は、本当にわからずやで、俺がみんなに意見を伝えているん

だけどなかなかわかってくれないんだ」

と物分かりのいい上司に成り代わってしまいます。

 

自分の仕事が遅れたのをごまかすために、取引先には、

「上司の決済がなかなか降りないもので、本当に困ったものです。

早く出してもらえるように頼んでいますから、もう少しお待ち

いただけますか」

と言いながら、上司には、

「○○社の見積もりが出てくるのが、遅くて、私は、何度も

催促したのですが、本当に困ったものです。

すみませんが、大急ぎで決済をお願いできますか」

と全く別のことを言ったりします。

 

どちらの例も、お互いの関係を悪くするようなことを言っている

のですが、本人は、自分の身を守ることばかりを考えていて、

そのような悪業を作っていることに気がついていない場合が

多いのではないでしょうか。

 

これが行き過ぎると、大きな問題になったり、殺人事件にまで、

発展してしまうこともあります。

さらにそれが、国と国となれば、戦争となって多くの命が奪われて

しまいます。

 

いろいろな意見、解釈があるでしょうが、

現在のイスラエル・パレスチナ問題も、某国の二枚舌、三枚舌外交が

大きな要因となっている意見もあります。

自分のために、他人を陥れる両舌は厳に慎まねばと知らされます。

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