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実は女性が地図が読めない訳ではない

◼️なぜ男は話を聞かず、女は地図が読めないのか(4)

話を聞かない男
地図が読めない女

という本がベストセラーになりましたが、どうしてこのようなタイトルが付けられたのでしょう。

これは男性と女性の脳の違いについて書かれている本ですが、
今日は、どうして女性は地図を読めないのか、について書いてみたいと思います。

これはあくまでも一般的な話であって、男性でも話をよく聞く人もありますし、女性でも地図がぱっちり読める人もありますので、別に差別的な意味ではなくて、一般的にそのような傾向にあり、どうしてそのような違いがあるのかということで、ご理解いただけたらと思います。

まず、男性が地図が読むのが得意、方向感覚に優れているのはなぜかを人類誕生の歴史までさかのぼって考察してみたいと思います。

人類の祖先と言われる猿人が400万年前にアフリカの大地で誕生したと言われます。

そして、1万年ほど前に農耕が始まるまで、人類は狩猟採集の生活を送ってきました。

狩猟を担当するのが男性で、採集は主に女性の仕事でした。

狩猟に行く男性にとって大事なのは、方向感覚です。

なぜかというと、獲物は決まった方角ではなくて、いろいろな方向に逃げてゆきます。

その獲物を追いかけて、やっと仕留めた後、自分の住居に戻らなければなりません。

その時に、家の方角が分からなければ、食料を持って住居に帰ることはできません。

家にたどり着く前に死んでしまったり、家についた時に、食料が腐ってしまっていたら、生きていくことはできません。

狩りに行く男性は、自然と方向感覚が磨かれるようになりますし、それに優れた人の遺伝子が残って行くことになります。

だから、男性は自分がどの方角に走ってきて、どの方角に進めば家に最短距離で戻ることができるのかわかります。

その男性にとって、地図は、方角を距離を示すものですから、読むのはとても得意で、どの方角にどれくらい進めば目的地にたどり着くことができるのかを把握することができます。

それに対して女性は、採集が主な仕事ですので、方向感覚に優れている必要はありません。

目に見える木や石の形を見て、採集をする場所を把握します。
「三角形の大きな木の下には、たくさんの木のみが落ちている」
「三日月の形をした石のところでは、芋が取れる」
「青い色をした茂みには、果物がたくさんなっている」
など、色や形で場所を把握しています。

それを長い採集生活を続ける中で、女性は場所を把握するのは、ものの色や形を見て判断するようになったということです。

その女性にとって、一般的に使われている地図は、ものの色や形はなく方角と距離だけですから、とても見にくいもので、場所を把握することが困難です。

しかし、では本当に女性が地図が読めないのかというと、建物の色や形が絵で描いてある地図なら、女性は男性よりも早く場所を把握することができます。

ということは、女性が地図が読めないということではなくて、女性は男性用に作られた地図を読むのは苦手ということです。

また方角を理解することが男性よりも苦手なので、よくこんなトラブルが発生します。

女性「地下鉄の出口を出たんだけど、どう行けばいい?」
男性「そこから北に歩いて5分だよ」
女性「北ってどっち?目の前にローソンが見えるんだけど」
男性「どっちの方角にローソンがあるの」
女性「だから方角を言われても分からないんだって。青いローソンが見える」
男性「ローソンは青に決まってるだろ。だから北だって」
女性「何よその言い方は!」

といったやり取りの末に喧嘩が勃発してしまいます。

また助手席に座った女性が、道案内をするつもりで、地図をぐるぐる回しているのをみて、男性が
「地図を回すなって!」といって腹を立てたりしてしまいます。

しかし、それは何百万年前からの長年、狩猟採集を続けてきた蓄積によるものであると分かれば、男性は道案内をする時に、もっと女性に向けた言い方ができるようになりますし、地図を作る時にも、女性がわかりやすい地図を作ることができるようになります。

また、女性は男性が方角と距離で道を把握するということがわかれば、男性に道を尋ねる時にも、まず地図を見て方角を把握してから尋ねるという工夫もできるようになります。

違っていることを知ること、そしてその違いは、本人の責任というよりも、人類の歴史が生み出しているということがわかれば、相手を責めるのではなくて、相手を理解しよう、また相手に伝わるように話をしようと努力をするようになります。

違いを知ることで、無駄なトラブルを避けることができることをまず知ってもらいたいと思います。

どうして、男性が話を聞かないのか、については次回詳しく書きたいと思います。

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