Read Article

実は男性はちゃんと話を聞いている


□なぜ男は話を聞かず、女は地図が読めないのか(5)

男性も実は話を聞いていないわけではない。

前回のブログで女子が地図が読めないのではなく、地図が女性向けに作ってあるために、女性には読むのが難しい、女性向けに作った地図であれば、女性の方が読むのが得意であると書きました。

同じように男が話を聞かないと思われているのも、男性は話を聞いているのですが、女性は聞いてもらっていないと感じてしまっているということです。

この違いも、狩猟採集時代まで遡って考えてみたいと思います。

狩猟に行く男性の会話はあくまでも獲物を追いかけるためのものであり、大事なのは、結論であり、簡潔であることです。

「鹿が、すごい速さで走ってる!石を飛び越えた!どっちにいくんだろう。右かな、左かな」

そんな会話をしている余裕はありませんし、そんなことを言っていたら獲物に逃げられてしまいます。

大事なのは、結論であって「右」なのか「左」なのか、それがわかれば十分なのです。

だから男性についての会話は、要するにどういうことなのかを理解し、把握するためのものです。

男性にとっての「聞く」は、「内容把握」ということになります。
だから夫が奥さんの話を聞く時にも、会話の内容が理解できれば良いと思います。

その内容が、把握できれば、100パーセントの力を使う必要はなくて、20パーセントで理解できることであれば、残りの80パーセントは、別のことをしたり、別のことを考えます。

パソコンの作業をしながら、テレビを見ながら、他のことを考えながら話を「聞いて」います。

一応話の内容は理解しているので、男性にとっては聞いているのです。

それに対して女性の「聞く」は内容を把握することではなくて、「共感する」ことです。

だから、目を見て聞いてもらいたい、うなづいてもらいたい、あいづちを打ってもらいたい、質問してほしい、気持ちをわかってもらいたい、一緒に喜んでほしい、驚いてほしい、悲しんでもらいたいのです。

できるだけ100パーセントの力で話を聞いて受け止めてもらいたいのです。

もし妻がそのような気持ちで夫に話しかけた場合には、夫の態度に腹が立ったり、悲しくなったりしてしまうでしょう。

でも、夫はちゃんと聞いていると思っているから、
妻「ちゃんと聞いてよ」
夫「ちゃんと聞いているじゃないか」
妻「全然聞いてくれてないじゃない」
夫「要するに特売品を買いに行ったのに売り切れだったんだろ」
妻「そうじゃなくて!」
夫「いや、そういう話だっただろ」
妻「そうだけど、そうじゃないの!」
夫「なんだよ、わけわかんない」
というケンカが発生してしまいます。

奥さんとしては、その特売品を買いに行くのに、どれだけ大変だったか、やっとスーパーに着いたのに売り切れと聞かされた時にどれだけ残念だったのか、その気持ちを受け止めてほしい、慰めてほしいのです。

どっちが悪いということではなくて、このケンカは聞くという言葉の意味づけが違うところから起きているのです。

しかし、聞くという言葉の持つ意味合いが男性と女性で違うということがわかったらどうでしょうか。

女性が男性に聞いてもらいたい、つまり共感してもらいたい時には、「聞く」という言葉を使わずに、「共感してもらいたい」「慰めてもらいたい」と言わないと男性には伝わらないということです。

妻「今日ちょっと悲しいことがあって、慰めてほしいんだけど」
と話しかけたら夫の反応も変わってきたのではないでしょうか。

男性が話を聞いてくれないと思っていると、どんどんストレスが溜まってきてしまいます。

男性にとって話を聞くということは内容を把握するという意味になってしまうので、「共感してもらいたい」とはじめに伝えなければと思うようになりますし、そのような言葉を使って話を始めれば、男性はどういう態度をとればいいのかわかりますから、無用なトラブルは避けられるのではないでしょうか。

男性は、話を聞かないのではなくて、話は聞いているが、共感はしていないということなのです。

男性の立場から言えば、女性が話を聞いてもらいたいと言ってきたら、これは共感してもらいたいということなのだと理解して、共感してあげましょう。

そうすることで関係はずっと良くなるのではないでしょうか。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

Return Top