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男性はテレビを見ているのではなく、暖炉の火を見ている

男性はテレビを見ているのではなく、暖炉の火を見ている。

なぜ男は話を聞かず、女は地図が読めないのか、6回目です。

今日は、よく夫婦の間で発生するトラブルについて、考えてみましょう。

こんな場面を想像してください。

夫が仕事から帰って、家でテレビを見ています。

妻は、その夫の姿を見ると、あまりちゃんと見ているようでもなく、ぼーっとしているように見受けられるので、今は暇なのだと思って話しかけます。

ところが、夫はテレビから目を離さず、妻の言葉に対しても、生返事しかしません。

聞いてもらえないと思った妻は、腹を立てて、話をするのを止めてしまいます。

こんな毎日の積み重ねが、夫婦の溝を大きく広げてしまいます。

どうしてこんなことが起きるのでしょうか。

これは、女性は、男性がテレビを見ていると思って、ただテレビを見ていると思います。しかも、ちゃんと見ていない時には、テレビも見ていないと思うので、話しかけてしまうということに問題の発端があります。

しかし、男性は、実はテレビを見ているわけではありません。

狩猟採集時代に遡って考えると、これはテレビを見ているのではなく、火を見ているということなのです。

男性は、狩猟採集時代には、狩猟を担当していました。

獲物を捕獲するのは、まさに命がけで、大怪我をしたり、下手をすると命を落とすこともありますから、狩猟中は神経が張り詰めています。

それが狩猟が終わって、無事に家に食料を持ち帰ることができた男性は、チロチロと燃える火を見て、緊張を解きほぐし、次の日の狩に備えます。

時代が変わっても、家に暖炉を作りたがるのは、その名残りで、火を眺めて、緊張を解きほぐしたいのです。

しかし、現代の日本の居住環境を考えると、家に暖炉を作ることができる人はごく稀でしょう。

しかし、毎日の仕事で緊張にさらされている男性は、何かでその緊張をほぐさなければなりません。

そのために暖炉の代わりに見ているのがテレビなのです。

だから放送されている番組は何でもいいわけですし、どちらかというと真剣に見ないと理解できないような特番よりも、くだらないバラエティーの方がよかったりするのです。

その男性の姿を見ていると、女性は、特に何もすることがないヒマな時間なのだと思うのですが、男性にとっては、大事なストレス発散、緊張を解きほぐす貴重な時間なのです。

その時間を邪魔された男性は、決していい気持ちはしません。ただ、男性自身も明確にストレス解消をしているという自覚はないので、

「ストレス解消しているからしばらく話しかけないでくれる」

とも言えないので、テレビを見るでもない、見ないでもない、中で、奥さんの話を聞くでもない、聞かないでもないという中途半端な状態になってしまいます。

夫はせっかくのストレス解消の時間なのに、ストレスが溜まることになり、妻は妻で、ストレス発散したいと思って話しかけたのに、ちっとも聞いてもらえず、余計にストレスを重ねることになってしまいます。

この違いがわからないと、妻は、ちっとも自分の話を聞いてくれない夫に不満を感じますし、ヒマそうなのに、自分の話も聞いてくれないのは、自分のことを大切に思ってくれていないのだと寂しい気持ちにもなります。

夫は、何かわからないモヤモヤした気持ちが残って、家の居心地が悪くなってしまい、帰りが遅くなったりすることにもなるかもしれません。

さて、では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか。

女性は、テレビを見ている男性を見て、

「ああ、ストレス解消しているのだな」

と温かく見守って、しばらくそのままにしてあげてください。

では、話したいこと、聞いてもらいたいことがある時にはどうすればいいのでしょう。

その解決策は、「アポイントメントを入れる」ことです。

「話したいことがるんだけど、10時から時間大丈夫」

といってください。話を聞いてもらう予約を入れるということです。

そんな夫婦の間で堅苦しいことしたくないという意見もあるでしょう。もちろん、何気なく話しかけても、聞いてくれる理解のある夫であれば、問題ありませんが、まだそのような状態になっていない場合は、ちょっと一工夫が必要と思ってください。

アポイントメントを入れると、夫の頭の中に、10時から妻の話を聞くというタスクが入ります。

そして、ストレス解消は、10時までに一区切りをつけて、10時からは話を聞くことに集中することができます。

夫は気持ちを切り替えて、妻の話を聞くことができるので、ストレスが溜まりませんし、妻は妻で話をすることができて、スッキリします。

さて、今回は、妻の立場で夫に話を聞いてもらう工夫をすることを中心として書きましたが、次回は、夫の立場で、妻が話しかけてきたらどのように接すればいいのかを書きたいと思います。

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